MISC

ICS COLLEGE OF ARTS の留学生COLUMN

アメリカビンテージ家具の修復

ICSの留学生の方々に、MISCの店舗等を廻ってもらい、
留学生の目からみたMISC、、、を語っていただきます。

1回目は中国から来た王さんです。
王さんに自己紹介をしてもらいます。

ice college of arts インテリアデザイン学科三年生の王康鵬と申します。出身は中国です。中国で上海工程技術大学という四年制の大学に卒業してから、日本の文化興味を持ち、日本に留学しに来ました.全体部屋の構造から細かく家具のことまで様々な知識を学びたいため、ICSのインテリアデザイン学科を入学し、徐々に雑貨や家具などが好きになります。

アメリカビンテージ家具の修復

今回私は有名な家具屋が沢山集まっている目黒通りのアメリカビンテージスタイルを専門に扱っている『point39』に見学に行きました。『point39』はアメリカから取り寄せた古き良き時代のアメリカを彷彿させる味わい深い家具などをある程度に修復することを行います。私は今回その元々の様子から綺麗に出来上がるまでの修復のプロセスについてインタビューをさせて頂きました。
修復のプロセスは大きく三つの工程に分かれていました。

1,綺麗にすること

最初家具の全体の様子を手で触りながら、汚れがある所をチェックします。修復のプロセスに関してはものによってそれぞれやり方は違います。奇麗にすることは基本的に修復というプロセスでは最低のレベルです。普段は全体ではなく、部分的に汚れを落とします。まず手布巾と専用の液体を使って汚れを落とします。表面の上を何回も往復して拭いた後は、下の図のように前より奇麗に見えます。特別な場合以外やすりは一切使わないようにします。元々の雰囲気を残したいため出来るだけ残します。

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2,分解と補強

分解の仕方は基本的に2種類があります。

一つはネジで組み立てられているものを分解するとき、ネジを取りながら、ネジの長さと太さをチェックします。何故かというと、ビンテージの家具にとって一番価値があるのは今まで何回も使われて残った傷やまた何回も修復していた跡があるからです。なので、取れたネジはそれぞれ違うかもしれません。組み直す時に順番を間違いないように置きます。分解した後、ネジを刺した穴は広がってしまっているので、打棒で埋めることが必要です。

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二つ目は単純に隼棒や打棒など組み合わせた家具です。図に示しているように元々の椅子を補強するため、道具を使って分解してから埋められている部分の表面を少し削ります。そうしないと、このあとボンドで接着できないです。すべて一本一本を削ってからボンドで組み合わせ、乾くまで待ちします。

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3,塗装

基本的に二種類があります。

ミツロウというワックスを使って、木目を消す塗装の様子ではなくて、元々の雰囲気を無くさず、艶だけが少しあり、修復だけども当時の雰囲気を失わないようにしています。

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二番目は水性塗料とお店特製の塗料です。方法として普段の塗料と似ています。最初薄めに一回塗装して、続いてから塗ったものの様子を見ながら、薄い色を重ねて何回を塗らなければいけないです。また自分が思っているイメージやお客様の要望などによって塗る回数も変わります。また、乾く時間は温度、湿度などによって違います。例えば、夏だったら乾くまでの目安は一時間ほど掛かるそうです。ワックスより水性塗料を使う方が色を変化できるので、ワックスは元々の色を残す効果が特徴です。

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基本的に補強が終わってから塗装を行います。もちろん、塗りにくい所は分解した後に行ないます。何故かというと、ビンテージの家具は家具作りと違い、塗装は全体の様子を見ながら塗装の仕方が変わるからです。もちろん、家具の年代、特徴、お客様の要望などによって違います。
基本的に以上が修復のプロセスになります。

私が味わい深い家具をどのように修復するか興味があり今回取材をさせてもらいました。
そこで一番感じたのはものを綺麗に見せることがもちろん修復の一つですが、一番重要なことは長い時間使ったものを今の時代でも使えるようにする事だと思います。使いながら修復、壊れても使うという修復できることを伝えて行きたいです。また、当時ものを大切に使ってもらいたい気持ちや時代の雰囲気などこれから大切に持ち続けていきたいと思います。

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