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・「照明の購入前に知っておきたい。」説明ページ UPしています。
こんばんはカスヤです。
最近イギリス映画やドラマを見る事が多いのですが、
19世紀後半から20世紀初期あたりの物を見ると、内容そっちのけで家具や照明等をみてしまい、
映画の内容が入ってこないことがしばしば…
そんな今日は歴史あるウィンザーチェアについて改めて掘り下げていこうと思います。
ウィンザーチェアと言うとやはりイギリス発祥というのは言うまでもありませんが、
Point No.39ではアメリカより買い付けてきている為、アメリカ製の物がほとんどです。
なので、アメリカの物とイギリスの物ではどの様に違うのかも含めてお伝えできればなと思っています。
ウィンザーチェアの歴史は古く17世紀後半頃にはイギリスにて作られていましたが、
名前の由来は諸説あり、イギリスのウィンザー地域で作れらたと言うのが最も有力です。
もともとはその地域に住んでいる農民や職人さんが作ったと言われており、
その地域でとれる材料で、その地域の人が作り、使用すると言った庶民の為の物でした。
【Vernacular furniture】=その土地固有の家具、と呼ばれる所以なのですが、
ここが日本を含めて幅広い地域に広がっていった理由でもあります。
構造やデザインにも定義がしっかりとあります。
1.分厚い木製の座面に尻型のくぼみがある。
2.その座面に挽物の脚や背棒が差し込まれた構造である。
この2点が見分けるポイントになります。
ですので、背棒(背もたれ部分にある棒状の部材)が扇状になっているからウィンザーチェア!
というワケではなく、背棒が座面に差し込まれている点や
座面とは反対側に差し込まれている笠木(かさぎ)が後脚とは別の部材になっているというのが、
重要になってきます。
しっかりと刺さっています笑
ちなみにボウバック(弓型)、コムバック(櫛型)とよばれるものが代表的なウィンザーチェアの形となります。
その多くが櫛のように背棒が並んでiいたりしますが、
先の通り、背棒が並んでいなくてもウィンザーチェアと呼ばれる物もあるので、
気になった方はぜひ調べてみてください!
由来や定義等ざっくりまとめてみましたが、いかがでしょうか?
お住まいの家具やカフェなどの椅子等をみてウィンザーチェア探しをしてみてください。
きっと見つかると思います。
最初にも書いた通り、ウィンザーチェアは庶民の椅子であり、その土地その土地によって、
形を変えながら受けつがれて現代に存在しています。
イギリスにはイギリスの、アメリカにはアメリカのものがある様に、
もちろん日本にだって日本のウィンザーチェアがあります。
良い物は少しずつ形を変えながらでも受け継がれてきたため、
現代でも目にする事が出来るのだと思います。
そんな歴史あるウィンザーチェアをぜひお試しあれ!
長くなってしまったので、ウィンザーチェアにおけるイギリスとアメリカの違いについては、
また次回にとっておきたいと思います。
ではまた。
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