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モダニカ 須田さん手記 ~インテリアショップを始めようと思ったのは~

~インテリアショップを始めようと思ったのは~
大学卒業後、半導体試験装置のアドバンテストという会社に就職し、
しばらくしてアメリカのシリコンバレーに出向になり、駐在員として4年半暮らしました。
元々、いつか起業したいと思っていましたが、
趣味で集めていたアンティークを日本に持って帰ってビジネスにしようと思いつきました。
趣味が仕事になったら一番いいなと思ったのがきっかけです。
もともと、アール・デコのアンティークを趣味で集めていました。
当時サンフランシスコではまだモダン系は少なかったのですが、
NYでは徐々にミッドセンチュリーが出てきて、
だんだんサンフランシスコにも店が出来始め、これはきっと来るなって思いました。
だから、アール・デコだけではなくて、ミッド・センチュリーもやろうと思って
お店の名前を「アール・デコ モダン」にしました。
91年に目黒通りに「アール・デコ モダン」を出店。
その後、94年に骨董通りに「ミッド・センチュリー モダン」、97年に「モダニカ」を目黒通りに出店しました。
目黒通りに出店した理由は、
当時、目黒通りにはアンティークショップがいくつかあったからなんですが、
特に僕があそこに出店した理由は、近くにビバリーヒルズパニックメロンスタジオという
アメリカのジャンク品を扱う店があったからです。
若い頃からインテリアに限らず、ファッションとかデザインが好きでした。
駐在員になって、アメリカ人の上司の家に遊びに行ったら、
インテリアがとってもかっこいいわけですよ。
そのほとんどがアンティークで、
衣替えするように年に何回も部屋のインテリアをガラッと変えて楽しんでる。
それから自分も教えてもらって、買い集めるようになると、
いい情報がいっぱい集まるようになり、
そのうち自分でお店出したいと思うようになった。
当時はインターネットもないから基本的に人から情報をもらうしかなかった。
サンフランシスコでは、
デコの時代からミッドセンチュリーの時代までのものだけを集めた特別なアンティークショーがあって、
それをまとめているボスがいるんだけれども、
その彼のサポートのおかげでいい情報がどんどんもらえるようになった。
アメリカではみんなが毎年楽しみにしているイベントで、
いつも前日のセットアップの時から自分はスタッフという形で入って買い付けしていました。
あの当時は、買い付けが本当に楽しくて、いつもワクワクしていたのを覚えています。
最近は、買い付けよりも新しい何かを作り出すことに興味が出て来ました。
これまで数多くのイームズシェルチェアを販売してきましたが、
ずっとプラスチック樹脂のものばかりが売れていました。
しかし、最近は座り心地の良いクッションの入った生地張りにも人気が出てきています。
これに着目して開発したのが「カバー・イット・オール」です。
カバーは脱着可能なので自由に着せ替えが楽しめます。また、手洗いも出来ます。
今は自身の開発した商品が世界中に受け入られるようになるのが夢です。
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